9/7 長編 礼文島⑤ 礼文にサケはいたのか
昨日の分のまとめです。二本連続でアップするよー
6時起床。キャンプに慣れたのか、だんだん夜中に起きる回数が減ってきました。
9:20発のフェリーで利尻を去ることにしたのでかなりゆっくりできます。
とりあえずコーヒー飲んで、
いくら丼。昨日の山盛りは途中で飽きたので適正な量を心がける。
余ったいくらはソロキャンプのお兄さんにあげました。めちゃくちゃ喜ばれました。
食べ終えた後にカップ麺持ってきてくれた。
「あんなに美味しいいくらは初めて食べた」
うん、わかります……取れたてってあんなに美味いんですね…
テントを片付けているとまた先ほどのお兄さん
「あれほんとに釣れるんですか?どうやって釣るんです?」
仕掛けやポイントを詳細に伝え健闘を祈りました。こうしてまたサケフリークが生まれてしまった。
9時には無事にフェリーターミナルへ。
出航。さよなら利尻…利尻富士は最後までいただきを見せてはくれませんでした。
利尻島編 完結。
そしてまた謎の陸地が
やけに低いここは…
ズズズ…
ズズズズズ…
歓迎!◯◯島…?
デデデッ!
礼文島だーーー!!!!!!!!!!
さよなら利尻!こんにちは礼文!!!
原付込み2200円くらいで渡れました。安っ。
香深(かふか)港へ入港。綺麗な名前です。
島のメインストリート。
右側はなんとパチスロ店ドリーム。
入り口が手動開き戸のパチ屋初めて見た。
そしてキャンパーの生命線セイコーマート。あいかわらず6〜23時のありがたい営業時間。
そしてそのまま5キロほど北上し、鮭釣りポイント、香深井(かふかい)漁港へ。
そこで私は見てはいけないものを見てしまった。
おじさんの陰に無残に積まれたサケの山。
サケ…サケってもっと価値あるものでは……?ゴミのように放置されてるんですけど…?礼文島じゃこんなに釣れるものなのか…?
ザッ。ショックを受けましたがそれはそれとして俺も釣る。
「ガハハ!鮭のサンタクロースだべな!!」(※マジで言ってた)
おじさんは入れ替わりで帰っていきます。20本釣り上げたそうな。
しかし釣れない。周りの島の人たちはポンポン釣り上げるんですが、端にいる私は全く釣れない。
まあ釣ってもクール便で送らないし食べきれないし……と心の中で言い訳をします。今日釣ってもしょうがないしさ…やっぱ帰る直前に釣らないとさ…
そういえばエサ三日目だしな…腐ってるのかも?
サッと切り上げて昼飯。13時。
礼文島北端にある海鮮あといでウニ丼を食べたかったんですが、着いた途端シャッター閉められちゃいました。13時過ぎには閉まるんですね…はるばる来たのに残念。
宗谷岬より北っぽい。
じゃあ、ツーリングまっぷるに載ってた島唯一のパン屋、らぱんさんへ。
本日完売。
キャンプ場に下見に来ました。日本最北の湖、久種湖の湖畔にあるキャンプ場。しかし風が強く、防げそうな高低差がないためチェックインはしない。これがナイスな判断でした。
北端にある街、船泊(ふなどまり)のメインストリート。お腹を空かせてフラフラ歩きます。
唯一?の食堂、双葉食堂へ。
みそラーメン(800円)。礼文島らしさは無いですが普通に美味しいラーメンでした。
メインストリートにはこういう個人商店や、
おそらく島唯一のオタク・ショップ。
漁協の生協?的なマリンストア。
鮭箱をフライング購入し、
原付にセット。これで明日の朝、帰る直前に釣って札幌まで持って帰ろう。あんだけ釣れてるし絶対釣れるやろ…。
帰り道、隣の利尻島が青みがかって見えます。
緑ヶ丘公園キャンプ場。こちらは湖畔キャンプ場だった久種湖畔キャンプ場と違い、林間キャンプ場のためある程度風をしのげます。
入場料は600円。台車で荷物を運びます。
ウッドデッキもあったけど張り方がわからず、
隣に設営。雨の予報なので木の下にセッティング。このキャンプ場、炊事場に充電用のコンセントや、飛行機客が置いていったガス缶などや調理器具が使い放題、コインランドリー24時間開放など、最高が詰まったキャンプ場でした。
ただ虫が多い。常に顔に纏わりついてくる感じでした。
管理人さんに挨拶&お話。
管理人さんもこの秋鮭釣りを始めてみたいそうで、準備した釣竿などを見せてもらいました。
ダメ元で「冷凍庫とか貸してもらえません?」とお聞きすると、「いいよ」との好返事!!!!最高!!!
しかも業務用でめちゃくちゃでかい!!!最高!!!
ここで鮭釣りへのモチベーションが爆発します。釣れすぎた分は管理人さんが食べたいそうなので、好きなだけ釣れる!!!!!
ついでに稚内のガソリンスタンドが止まってる知らせを受ける。明日帰るつもりなんですけど…原付の航続距離は150kmで、札幌までは300km!!!危ないところでした。ということでサケを釣る以外にガソリン携行缶を手に入れるミッションが発生。ゲームっぽくなってきたぜ!!!
スタート地点の香深にある中村商店でエサを買い……
改めて香深井漁港!ちなみに中村商店にはガソリンタンクがなく、向かいのなんとか商店にもありませんでした。みんな◯◯商店だからどこに何があるのかとんとわからん。そもそもこの小さな島に売り物のガソリンタンクはあるのか……!?ひとまず明日に回して釣り再開。
日暮れ。雨予報なので少し暗いです。相変わらず地元の方がポンポン釣る横で竿を出しますが…………
やはりアタリなし。エサも新しいのに!?
ここでやっと気づき。島で手に入れた仕掛けは誘導仕掛け(ウキが糸を伝って上下するようになっており、ウキ止めの位置でエサを漂わせるタナを決める仕掛け)だったのですが、ハリが軽すぎて着水しても沈まず、表層で止まってしまう!!!!
超初歩的なトラップです。サカナのいるところにエサを届けなければ釣れません。
あわてて仕掛けをアレンジし、ウキ下固定にして再投入しますが、その頃にはもうサケは釣れず………
日没まで粘るもとうとう雨が降り出し、あえなく敗退。ボウズです。
土砂降りのなか再び香深へ。どうしてもウニ丼を食べたくて、ターミナル目の前にある、海鮮どころかふかへ。
ウニ丼4300円…。
…………諦めよう!!!
全然お手頃価格ではありませんでした。後日談ですがこの時地震の影響でウニ漁が停止していたため、このウニは礼文のウニではないかもしれないとのこと。食べなくてよかった〜〜〜
それといくら丼2000円もするんですね……釣ればいいのに………
そして雨に濡れた体をあたために、うすゆきの湯へ。
入湯料は600円ですが、20回券(450円)を利用。キャンプ場管理人さんが譲ってくださいました。最高。
すかさず節約した150円を使っていく。あんまり美味しくありませんでした。
風呂自体はかなり綺麗でしたが、なんというかスーパー銭湯のような感じで温泉感なし。露天風呂も足元の芝生が見えるだけで…?
温泉を出ると奇跡的に雨が止んでいました。4キロほど原付を走らせ、テントで就寝。
次の日は早朝にサケ二本釣って8時のフェリーで帰る予定ですが……さてどうなるか。今(8日)なぜかテント泊してるんですよね。