にわか酸素ファン

水素水の効能が否定されましたね、やったぜ!前々から怪しいとは思ってたんだ、ざまあみろ!

ということで今回ご紹介するのはこちら、「酸素」!

 

間違えました、有酸素、いや有酸素運動です!

 

まだ閉じないで。

 

 

まずは本の紹介から。

 

 

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

 

 



まだ閉じないで!割とちゃんとしてるから!脳が死んでるタイプの人しか信じない類の話じゃないから!

 

日本語の訳本のタイトルが脳に悪そうなので、原本も紹介します。英語だけどそこそこ読みやすい。単語は医学用語がめちゃくちゃ多いので、そこだけ大変かも。

 

 

Spark!: The Revolutionary New Science of Exercise and the Brain

Spark!: The Revolutionary New Science of Exercise and the Brain

 

 



多少はちゃんとしてそうになった。表紙が黄色地に赤字というのはまだ気になるけれど。イエロージャーナリズム

Kindle版なら655円で買えます。あと翻訳本は一橋の図書館にもある。

 

内容は簡単に言えば「有酸素運動最高!有酸素運動すると脳が成長しやすくなるんだぜ!ほら走ろうよ!」といった感じで、医学論文の引用と紹介が三分の一ほどを占めます。論文だからってそう簡単に信用できるか!って人も、それはそれで良い。私はセルフヘルプ本だと思って読みました。読んで実際に行動変わったし。水素水信者みたいだな。

 

 

自分としてはこの本のキーコンセプトは「心拍数と神経物質」にあると思っていて、これは私の有酸素運動に対するイメージを変えてくれました。

前々からジムには通っていたんですが、筋トレなどの無酸素運動がメインでした。

有酸素運動は嫌いでした、持久走が得意でなかったというのもあるし、何より無駄だと思っていた。30分走って300kcalしか消費できないとかゴミかな?って。ダイエットするにしても断食したほうが早いっしょ、と。でもこの本は有酸素運動には他に多くの効能があることを教えてくれる。

 

本の冒頭でアメリカの公立高校が登場するんですが、その高校では1限の前に有酸素運動をするクラスを作って、幾つかの対照群と学力を統計的に比較したそうです。その実験結果はさておき、その有酸素運動の強度についての説明が私にとって衝撃的だった。日本の体育のように走行距離とか平均速度とか学生間の順位によって頑張ったかどうかを判定するのでなく、心拍数で判断する。胸部に心拍数測定ストラップを巻いて、実際の順位がどうであろうと、平均心拍数が高い生徒にP.E.の単位を与える。

 

この心拍数の説明が斬新だった。この後の話も、基本的には心拍数を基準とした有酸素運動強度とその他の概念との関連について語られていきます。学習、ストレス、不安、抑うつ、加齢、女性の「障がい」、ADHDなど。

 

有酸素運動をすることによってホルモンバランスが整えられ、また、ニューロン新生を促す物質が脳内で分泌され、学習の効率が上がる。とかそういう話を延々としていきます。

 

 

心拍数最高かよ!

そう思った私は単純なので、買っちゃいました。スマートウォッチ。

 

 

 

これは型落ちで、私はオークションで6千円ちょいで購入しました。

こないだ新しいのが出たんですが、そちらは新品1.8万くらいで買えます。

 

自分でもこんなん買うのはアホかとは思ったんですが、想像してた以上に楽しいです。

主な機能は心拍数の継続記録、歩数計、距離表示、上がった階段数の記録、あと睡眠の記録。もちろん時計機能もですね。重さは25gで、充電は5日持つとあるんですが大体3日くらいで充電してます。USBチャージャーから。ジムの心拍計とも比較してみたんですが、ほぼ同じ心拍数が表示されました。やったぜ。

 

充電時(=入浴時、バイト中)以外は常に装着し続ける生活を送っているわけですが、これがかなり楽しい。自分の頭の中では先に紹介した聖典によって「心拍数上昇=絶対善」という等式がぐるぐる巡っているので、階段の前に立った時とか、大学へ行く時とか、面倒くさそうなアクティビティの前に「心拍数を上げるチャンスだぜ!」と考えるようになりました。完全に調教されてる。

 

端末はスマホのアプリとBluetoothで同期させます。端末の記録領域には一ヶ月くらいまでの記録が残されるそう。週末には一週間の統計データをレポートにして、設定したアドレスへ送ってきます。あと充電完了時も。「あなたのfitbitが充電されました!」ってgmailに送られてくる。直接言えや。

 

また、ありがちですが、アプリには他のユーザーと対戦(?)する機能もあって、日々の運動量だのを競うこともできます。誰か買ってくれ。対戦したい。

 

こんな感じで最近の趣味の紹介でした。有酸素、意外と悪くないぞ。

 

 

午睡の時間だぜ!

 

図書館にいる。

 

家だと筆が進まないどころかすぐに1日が終わってしまうからだ。のんびり鉛筆削ってるうちにバイトの時間になる。だから図書館に来た。何か変わると思った。

 

広い家か、もしくはまあ広い部屋に住んでいたら何事も捗るんじゃないか、と考えたりもする。思い出すのは実家のこと、実家は二階建てで、家屋も何棟かあって、もちろん広い。

 

部屋もいくつか自由にできるから、ある部屋に机だの椅子だの暖房だのを集めて、プチ書斎みたいなものを構築することだってできる。ご飯だって食べられる。作業をするには最高の空間だ。そんな環境なら捗らないはずがないじゃないか?

 

だから、作業が滞ると、まず実家に帰ることを考えるし、実際帰省するときには読むべき本だの課題だのをどっさり抱えて帰る。

 

そして一度も手をつけないまま東京に帰ってくる。

 

 

「今の自分」以外の自分が行動を起こしている様は、容易に想像できるし、誘惑してくる。将来の自分、明日の自分、図書館に行った自分。とにかく今と環境さえ違えば、そちらの自分はきっとうまくやってくれるはずだ、と。そういった夢想。

 

朝、寒い部屋、暖かい布団の中で、バッと飛び起きてエアコンをつけ、体を温め、活動開始する自分を想像する…うちにまた夢の中だ。そんなんばっかりだ。最近は着る毛布グルーニーとかいうのが欲しくなっている。毛布を着れれば自分はもっと活動的でいられるんだ、ちゃんとしたジャージがあれば走りに行ける、良いペンがあれば…広い部屋があれば…

 

 

起きて!!!!!!

 

 

誰だったか、頭の中だけですむことは「決意」と呼べないのだ、と言っていた。「決意」したなら、場所か、人か、いずれにせよ環境を変えて、初めて自分の行動が変わるのだと。

 

はあ確かにその通りだ、この人は良いことを言うな、おらも部屋で燻ってねえで図書館にでも行ってみるズラ、実家に帰ればなお良いズラ!

そして作業は進まない。

 

よろしいか、自分。環境を変えることは確かに大事だけど、環境を変えることは決意とは呼べぬのだ…先に頭の中で決意の前半を済ませてから図書館にいきましょうね。そんなことを雑誌棟でまどろみながら考えている。分かっているのに…分かっているのに…zzz

自分の夢と矛盾と卒論(再)

消えてしまったものはしょうがない。同じことをもう一度書くなんて無粋なことはしたくないから、全く違うことを書く。

 

卒論に追われている。追われている。できるなら追いかけたかった。卒論は、強い。いや、強くないのかもしれない。ライオンだって、解体してしまえば怖くないだろう。立ち向かってしまえば、たぶん怖くないのだろう。むしろトロフィーにさえなり得る。毛皮とか。

 

どうでもいい。いずれにせよ現時点では、卒論は強い。もはや概念化した何かだ。ソツロンだ。マジカルバナナならソツロンと言えば強い!と答えなければ死ぬ。マジカルバナナってそんなゲームだっけ。

 

どうでもいい。ソツロンに追われているから、このブログを思い出した。ひと月と少し前にこのブログを始めた時も何かに追われていた。きっとそれもソツロンだった。テスト前になると急に部屋の片付けをしたくなるアレである。私の場合は部屋の片付けをした後Apple Storeで何らかのクソゲーをダウンロードし、ひとしきり遊んだ後にようやくパソコンを開いたかと思ったらブログを書き始める。この間twitterは開きっぱなしである。小説まで読み始める。良くない習慣だ。何が良くないって、部屋の片付けをしたら部屋は綺麗になっていくはずなのに、その後に読んだ小説やら雑誌やらを、卒論に取り掛かる際に「ウォォ!?」と叫んでほっぽり出すので、結果的により汚くなっていくことが良くない。今も震える手を抑えながらこの文章をポチポチやっている。良くない。

 

さあ表題に書いた通り、自分の夢と矛盾について書かなくちゃあいけない。けれどもソツロンに追われているから、手が震えて書けそうにない。オチもおちおち考えていられない。いま繰り出したダジャレをオチってことで、如何か。卒論に取り掛かろう。ウォォ!?

自分の夢と矛盾と卒論

ついさっきはてなブログに同じ題で1000字ほどの文章を投稿した。…はずだった…。

プレビューしてみたら全て消えていた。ショックだったけれど、卒論が消えるよりだいぶマシだろう。卒論に戻れということか。

 

カマクラ

 

ウオ〜〜!!!!カマクラ〜〜〜!!!

カマクラシティ〜〜!!!!!!!!

 

 

 

 

鎌倉に行ってきました。

業務用

 

「業務用」は、かっこいい。

たぶんこの思いは広く共有されている。

 

地元に業務スーパーができたばかりの頃、特に意味もなく通った。普通のスーパーと異なり、背の低い冷凍ケースばかりがズラリと並ぶ店内で、鶏もも肉だの、豚バラ肉だのを見て回った。あの緑地に白抜きの、無骨な看板を懐かしく思う。

 

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「アニキ、うちはデザインなんざ気にしやせんぜ。コスパが命です。」

 

なぜか私の中の業務スーパーは、少し背の低い、子分が似合う男だった。

 

「アニキ、お安くしときますぜ。」

 

「アニキ、これを見てくだせえ。ノリです。」

 

ヤマト 液体のり アラビックヤマト 補充用 400ml NA-960

 

無駄にノリを買った。アラビックヤマト詰め替え用400mlだった。学校の先生が職員室からたまに持って来るアレである。容器の下に、なんというか、リボルバー式の弾倉のように、子アラビックヤマトのキャップがついているやつだ。これはかっこいい。弾倉をつけたり外したり、眺めたりして遊んだ。のりはスティックノリ派だったので終ぞ使うことはなかった。

 

 

業務用。

この響きにたくさんの人が魅せられる。ちなみにアラビックヤマト詰め替え用は業務用ではない。単に詰め替え用で、学校でよく使われるから先生が持っていただけである。

 

業務用とは一体なんなのか。大量ということか。デザインが洗練されていないということか。

 

「アニキ、業務用は、業務用です。」

 

そういうことにしておこう。

定義なんてどうでもいい、業務用は業務用で、業務用はかっこいい。Amazonの手先になったので紹介しておく。私が何度も購入している「業務用」たちだ。

 

 

 

 

 

 

黒瀬ペットフード プロショップ専用 mania 文鳥 3L

黒瀬ペットフード プロショップ専用 mania 文鳥 3L

 

 特に最後の文鳥の餌は良い。「プロショップ専用」と明記されている。買うしかなかった。買った。思ったよりデザインが洗練されていたが、満足いった。私が満足したわけでなく、鳥が。毎日美味しそうに食べている。少しずつ太ってきた。鳥の平均体重は25gなので、1g増えるだけで太ったと言えるのだ。

 

鳥はどうでもいい。Amazonの商品を売りたいわけでもない。

 

コストコだ。コストコの話をしよう。

 

私はコストコについて詳しく知らない。業務スーパーに近いところは感じているけれど、コストコは決して業務用ではない。聞くところ、昔のmixiのように、紹介制をとっているらしい。前のバイト先のマダムが、「これコストコで買ったのよ!」と言ってナッツのケーキをくれたことがある。

 

美味しかった…。

茶色いボール紙のケース。上面は円形に窓がついており、透明なフィルムが貼られている。決しておしゃれではないが、無骨でもない。そして何よりでかかった。

 

陳列棚も、どうやら大量に商品が積まれた簡易なものらしい。うず高く商品が積まれた広大な店内を客は自由に回り、これまた巨大なカートにぽんぽん放り込んでいく…。

 

きっとドンキホーテとは違う。ドンキホーテは多種多様な商品を、少量ずつ集めているから、あんなジャングルみたくなっているのだ。コストコは違う。コストコは、「ミックスナッツ」と棚に書いたからにはミックスナッツばかりを数千ばかり陳列する。棚の端から端までミックスナッツだ。ケースも全て同じだ。200gなど売らない。全て1000gだ。買いたければ買え。買えないなら来るな。ここはお前にはまだ早い…。

 

繰り返すが私はコストコに行ったことはない。

 

この頃、日増しにコストコに心が引っ張られている。業務スーパーよりすごいのか?会員になるにはどうしたらいいんだ?どこにあるのだ?どこにあるのだ?どこにあるのだ?

 

そんな折、山形の実家からLINEが届いた。

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コストコでございます♫」

 

コストコだと!?山形にコストコが!?

ちくしょうしてやられた、こんなはずじゃなかった!俺は東京に出てきた!やりたいことはなんでもやれる!東京!そう東京だ!コストコでミックスナッツでも買って実家に土産にもっていこう!

「これどごで買ったんだべ?」

コストコだぜ!」

コストコ?何だべそりゃ?」

コストココストコだぜ!東京はすごいんだぜ!(金色に輝く会員カードを見せる)」

 

そんな思いが一瞬でへし折られた。
悔しい。私だっていつの日かコストコで大量買いしてやろうと、思いを新たにした。

 

 

ところで、業務スーパーが子分肌の小男なら、私の中のコストコはAIだ。もはや人ではない。話すこともない。店内にBGMはない。だが、こちらから話しかけることはできる。

 

「あれ、ミックスナッツが見つかんねえなあ…」

 

「(チカ6カイのミギオクニアリマス)」

 

コストコは脳内に直接話しかけてくる。客は店内にまばらにいるが、それぞれがそれぞれ、コストコにより誘導されている。

 

「スーパーカップはどこかなあ…」

「(3カイデス)」

「超バニラ味はどこかなあ…」

「(ヒダリニ180メートル)」

「(ナンコカオウカナア…)」

「(アルダケスベテ、カードデハラオウ)」

 

そしてコストコに乗っ取られる。

 


 

分からず屋

 

アイスの話で思い出した。祖父と、祖母の話をしよう。深夜だし。

 

私は大学に出るまで父方の実家で育った。父方といっても都会育ちのみなさまみたいに「父方の実家」と「母方の実家」が対等にあるわけでなく、「実家」と「母の実家」みたいな関係性である。

 

これからするのはもちろん、「実家」の祖父と祖母の話だ。

 

祖父は寡黙で、職人気質で、測量士の仕事をしていた。だから祖父の部屋には不思議な道具がたくさん転がっていた。バカみたいにでかい金属製の三角定規や、三脚や、関数電卓、へんなレンズがついた金属の箱。祖父はかっこよかった。いつも付いて回って、何をしているのか教えてもらった。理解こそまったくできなかったけれど。

 

祖父はよくアイスクリームを買ってくれた。おみやげとして。前に述べたように私の好物はバニラ味のアイスクリームで、いつもピンポイントで超バニラ味を買ってきてくれた。幼い私はそれが嬉しくて、祖父の白いセダンの、控えめなエンジンの音が外から聞こえてくると玄関まで飛び出して迎えにいった。

 

祖父はまた、私の好みを的確に把握していた。アイスクリームのみならず、祖父の車の中には常にチョコレートが準備されていたし、たまに私の知らないお菓子をくれても、それらは全て美味しかった。祖父が好きだったのか祖父がくれるものが好きだったのかわからないが、たぶん両方だったのだろう。

 

 

対象的に、祖母は分からず屋だった。祖母はお喋りで、お喋りで、部屋にもたくさんの洋服と、バッグと、あと養命酒しかなかった。祖母の後ろにはついて回らなかった。

 

祖母もまた、私によくおみやげを買ってきてくれた。しょうゆ味のせんべいと、98円均一アイスの宇治金時と、サクレ。それから養命酒

 

完全に祖母の好みだった。

 

我が家の冷凍庫には常にアイスクリームが蓄えられていたが、祖父の買ってきてくれるスーパーカップはすぐに私が食べてしまう。祖母の宇治金時は残る。スーパーカップは食べる。宇治金時は残る。たまに祖母が宇治金時を少し食べて、頭がキーンってなるからフタをして戻す。新しい宇治金時を買ってくる。

 

たまに祖父によるスーパーカップの供給が追いつかず、しょうがないから私は祖母の買ってきてくれた宇治金時のフタを開ける。

 

祖母の食べかけである。私はフタをし、冷凍庫にそっと戻す。

 

そんな繰り返しだった。祖母は自分が美味しいものは誰が食べても美味しいと信じてやまなかった。分からず屋である。養命酒も毎晩飲まされた。

 

「んめろ?(美味しいでしょう?)」

 

ゲロマズである。

 

そんな分からず屋の祖母ではあるけれど、大学生のいま、たまに仕送りが送られてくると嬉しくなる。こないだは落花生が箱いっぱいに詰まっていた。もちろん祖母の好物である。

 

お返しに、スーパーカップの超バニラ味を買っていってあげようと思う。